美醜な世界に漂う異臭
氣球は奇襲され彷徨う
タダ酔ウクライナラ獣
浮き沈み湧く今なら龍
重々承知の窮地で休憩
銃声に雪が弾け竜脈へ
リズミカルマ揺蕩う宙
歌う九官鳥と瞬く流星
羽搏く世界で争う自習
意中を描いた氣球の翳
ラメの願いは淡く儚く
美獣が雪溶け水に耀く
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膨らみ始めた可憐な蕾
マゼンダ曇り花積もり
窪みへし折れ枝分かれ
茜色へと如何にか為る
成る可く鯔背で在ろう
波動が勇み音と高鳴る
逆らう風すら粋なハグ
遥かな糧を育む和多志
【 dashing 】鯔背 ( いなせ )
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今にも溶けてしまいそうな
樹氷を君に差し出すつもり
そこに小舟を浮かべたなら
航海はどこへ漂着するかな
スリリングなハプニングが
暇潰しに手招きしてるから
いざとなれば不安定なんて
波に洗い流してもらおうか
手の平から零れ落ちる雫で
溜まり場を楽園に変えよう
夢見がちなピラニアの鱗で
鎧をこしらえて君を守ろう
うずくまるなら雨と唄えば
名も無き岸辺に虹が架かる
あくまでただの氣晴らしさ
物憂げな空氣が飽和したら
今にも溶けてしまいそうな
樹氷を君に差し出すつもり
そこに小舟を浮かべたなら
航海はどこへ漂着するかな
Art by shu
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その身に本を宿す躰
明から様な刀で抱く
宝で指を切る淡い斑
裸の王様が罪に迫る
余白はエゴを省くの
ふと物語は熱を放つ
霜焼けの背表紙より
詠み耽る手拍子の宵
∞
余韻はあなたの奏汰
まるで頁を捲る様に
本音を弾ませながら
その美と恩を仰ぐ躰
墓場まで明から様に
新しさと本望の棚で
命の栞を花で挟みて
序章の彼方へ叙情詩
【 Lyricholic 】牧歌風叙情詩
煙突から天国を見上げる
面目なき煉獄に雪が降る
来る日も明くる火も無垢
浮く美が湧くルビを象る
侮るなかれ生も死も身内
木槌を叩きメメントモリ
星の時を穿つレントゲン
円を描く点と線の輪舞曲
その魂は鮮朴なデザイン
メラニン色素と揺蕩う宴
クラゲが光り縁を照らす
テラスの蓮を向こう岸へ
【 Rondo 】輪舞曲
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甘い綿に破壊されたラサ
計りばかり更に紛い遠浅
もう朝は喧騒を呼ばない
法螺貝の幻灯が沖へ漂う
彷徨う乳白色のプリズム
振り向く影絵と踊る無垢
吹雪く素粒子も紡ぐ唄も
淡い星雲へ潔く届く命運
柔い肌に観念と祈り給う
貴き穴の残円で輪と和む
【 rasa 】サンスクリット語で本質・真髄
流れ星が剥がれ落ちた森
貴方の魅力の捕虜の予知
よちよち歩きすら生温い
生成エーアイは猿を凌駕
氷河と灼熱の羽間で跳ぶ
因果すら呑み込む進化へ
電脳も洗脳も紙一重の想
予めシナリオは月の真裏
∞
陰謀も信仰も塵劫の印籠
ひらきら粒子と踊り散る
チルアウトな精神は安息
ビルもルビも指で弾く麓
ろくでもない記憶の髑髏
シャレコウベと満ちる道
流れ星が剥がれ纏う意志
裸のデザートを宝に捧ぐ
【 dolce 】甘美なスイーツ
サンタクロースに似た感覚
何月でも三角錐は月を穿つ
迂闊に立ち入ると戻れない
煙突より淡白な蓮が流れる
揮発した短冊で弾く行水雲
リップクリーム人塗り北風
雛汗ぽたぽた火垂る戀の宵
あなたの余韻で飛んで散り
花奏の残り香が虚空を劈く
彼方へ叶う靴下を偲ばせて
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臙脂色の秒針が時を刻む
痛む傷心と和み星と誓う
エンジンから縁まで煎じ
センチメンタル依り念じ
恵みの血へ巡り循環する
瞬間は意識の産物で賜物
雨音が奏でた花苗の坩堝
実り在るリアルな収穫期
臙脂色の共振に問い翔け
織り成す讃美歌とリンク
ミンクで染め上げる真紅
仄かな翳羽を残しながら
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バジルの葉を齧る天音
雨降る旅に温もる屋根
真似した鐘が鳴り響く
地軸に芯を刺すイシス
満ちる民に繕う翳羽根
瞬く間に羽搏く夜明け
ほらねとは音レムの源
水面に映える稲穂の光
傷み外れた花と微睡む
ルビが世界を赦すまで
【 drowse 】微睡
モノクロームを目論む音
物翳で響くメトロノーム
枯れ井戸で廻すカレイド
ラメ色の戀に溺れ彷徨う
争うことなかれ流れ漂う
オールの声はオルゴール
ロープを輪に和を棚引く
湧き馨るラムチャイの煙
幅広く緩やかに昇華され
仄羽で契るレトロドーム
【 Largo 】幅広く緩やかに
奥多摩の大自然に囲まれたロケーションにて
書籍販売を行い大盛況High明鏡な光暻でした。
著書を購入して頂いた方々に心から感謝です。
いつの日か夢望美な感想お待ちしております。
どの時間帯の音楽も視覚芸術も飯も実に舌鼓。
幼馴染みが手懸けたオーガニックなデコも◎。
終演まで氣心知れたユカイな仲間達やKidsと、
和氣藹々Vibesで笑踊し、活力に繋がりました。
知季をはじめ、関係者の皆々様、
この旅は有り難うございました。
改めてFREEDOM祝27周年おめでとう!
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脆弱な静寂を振り払い
この逃避行どう征こう
憩う絵馬なら常に胸に
上に下に襞は舞い鳴る
不協和音すら呑み込む
虚無僧の翳で踊る稲穂
水面に映え澄む桃源郷
望遠鏡なら絶えず船に
花奏る音を叶える機微
呼吸の途中へ導く意志
【 WILL 】意志
自らに由るイグアナの律
何時から心はナノと漫ろ
ところドコロ朧氣なルビ
指で描く月の上は夢重力
暖色な感触で弾く流線形
洗礼も艶寧も揺蕩うまま
和歌の風に吹かれながら
花を供にラメは昇華され
浄化の羽根が亜空へ劈く
何時しか炎はハロと踊る
【 Freelaw 】自由律
Art by shu
https://lit.link/8811shu1188
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彩り切り取り磔の揚羽蝶
標本も縄文も海へ流す雹
微笑み木洩れ日揺蕩う秒
飄々と清濁を詠み漁る響
今日に寄り懸かる肘掛へ
凛々しき美意識は虹風音
ペットボトルの裏の花弁
くるくる回す万華鏡の情
【 Petaloid 】花弁
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召喚した瓢箪狸の冗談
笑いながら行間は弛む
続く無常観で紡ぐ照覧
驚嘆も狂乱も拭う明願
ガタガタな屋形船の上
我楽多を散らす宵の夢
和み微睡み鳴り響く笛
常日頃より焚き契る杖
大丈夫と突き育む月曲
笑いながら共感を包む
風が吹いている。
虫も人も感じる、大気の循環。
瞬間、殺風景は、色を覚える。
どんな風に彩るかは十人十色。
今も。昔も。この先の未来も。
南風。まろやかな風。閃きの風。
湿り気を帯びた風。おどけた風。
薫風。運命の風。揺るぎない風。
青い光を浴びた風。鮮やかな風。
マヤ暦終焉後、新世界の幕開けに、
ささやかな一陣の風を発生させた。
風は、音を運び、素粒子を弾かせ、
山を超え、海を渡り、旅を続ける。
黄砂や放射性物質を偲ぶ雨が降る。
基準値は在りし日の鮮明な思春期。
懸命に鳴る旅にピアノは豆と憩う。
心の上に自らの舌を出して叶える。
花鳥風月を愛でる旅人に贈る詩。
変わり行く世界で変わらない蔦。
伝わりに従順なる伝書鳩が飛ぶ。
抽象の空に描く記憶が望む言葉。
風味甘美なモチーフは夢。
目に見えない風の通り道。
あなたが動けば風は立つ。
動力源は既にその素手に。
風が吹いている。
虫も人も感じる、大気の循環。
風が吹いている。
瞬間、殺風景は、音を覚える。
らららなんて唄いながら
あなたと風向きを詠もう
あから様な陽射しは兆し
ソラシなんて踊りながら
風化させない想いを胸に
どうしようもなさと笑い
竜巻みたいな自然発生は
すべてを呑み込み消える
瓦礫の上には、枯れ木が残る。
荒れ地に花と、清らかな泉を。
あなたの風で、鳥は月に届く。
次に鳴る音は、風だけが知る。
【 rera 】レラ( アイヌ語 ): 風
VERSE を出版した10年前に、
大好きだったフリーペーパー
posivision に寄稿した作品です。
現代はデジタルフライヤーが主で、
紙媒体は希少と成り得るプレミア。
詠み物は、手触りや、匂いや、肌感覚、
指でページを捲る手間を含めた行為が、
本来の吟味の仕方だとふと思うのです。
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レプリカな眠りの中
瞼の裏で游ぐラブカ
モチーフはドリーム
夢望美なら黄泉詠み
寄り処より依り係る
いびき響き普く機微
その生地と沁み描く
テリーヌのレリーフ
レプリカな煙は闇へ
命の栞が届く夜明け
【 Loveca 】深海魚 英 - Frille Shark -
学名 - Chlamydoselachus anguineus -
パラソルを広げる刺繍地
争うことなく地球の臍で
美獣が安堵を縫い咲く旅
支柱は珊瑚と棚引き馨る
羽織る袖から意中の甘露
簡素なタンゴで沖の星へ
臆することなく欲を吐く
毒するものなく徳が届く
パラソルを広げる刺繍地
争うことなく地球の臍で
【 biotop 】安息空間
書籍販売 @ ENFESTIVAL
まるで宇宙船の艦内で銀河と夢遊してる様な、
国内最大級ナイトエンターテインメント施設、
ZEROTOKYO にて開催されたEN FESTIVAL。
どの惑星も夢重力の熱氣が渦巻く磁場で超盛況。
恍惚な一体感や無常観は、成層圏を遥かに超え、
TAS VISUALSの視覚芸術でart psyche warp。
北朝鮮が乱発射するミサイルの脅威然り、
ネガなエネルギーに照準を合わせるより、
凛動から引用した陰陽バランスを大事に。
本公演にて著書を購入して頂いた皆様、
この旅は、誠に有り難うございました。
いつの日かご感想、お待ちしています。
20代の頃この本と出会って救われました!
と、愛読者の方から頂いた言葉が印象的で、
励みに成ると共に、詩を生む力へ変えます。
今回は、natural high が完売しました。
書籍ブースまで遊びに来てくれた皆様、
笑顔や差し入れ、有り難うございました。
改めてDISCJUNKEY Taroくん & Tacjiくん、
この旅は、祝15周年 おめでとうございます!
翳ながら益々の躍進、エール贈っています🎶
RYOくん、有意義で濃密なtime & space、
有り難うございました。本音最高でした!
相変わらず粋なfantastic dj格好良かった。
三浦副店長、ふうまくん、スタッフの皆様、
迅速かつ心温まる丁寧なご対応をして頂き、
誠に有り難うございました。また行きます。
それと搬入・設営を手伝ってくれた明芳、
何だかんだ、いつも有り難う。心強いす。
ENの由縁に、感謝とリスペクトを篭めて。
2023.7.8. sat EN FESTIVAL @ ZERO TOKYO
昨秋、那須ハイランドパークにて3日間に渡り
開催され大好評を博した話題のEN FESTIVAL。
その未来遊園型フェスが来週土曜、歌舞伎町に
新しくopenしたZERO TOKYOにて再宴決定!
natural high - raveで生まれた言葉たち -
VERSE 著書2冊の限定販売も行います。
なるべくブースに居るように致しますので、
羽を休めたい方はゆるりとチルしましょう。
良質で多彩なdance musicが4フロアで楽しめる
アミューズメント要素たっぷりの大注目フェス。
久しぶりのBryanとAVALONも楽しみ。
ジェットコースター氣分満載なline up。
初夏の眩宵、絢艶と遊びにいらしてください🎶
光まみれのEN FESTIVALでお待ちしております。
RYOくん、この旅は、ありがとうございます!
DISC JUNKEY 15周年おめでとうございます!
由縁に感謝とリスペクトを篭めて。
◯ EN FESTIVAL
https://en-fes.com
◯ ZERO TOKYO
https://zerotokyo.jp
素通りした石楠花の翳
来た半生に有り難う実
華麗を染める相乗の鐘
蒔かれた種は朗響な糧
宛てど果てど切磋琢磨
悪魔も天使も念じる核
映え澄むプリズムの風
弾けて癒えた幼少は苗
冴え降る如雨露のラメ
傘も花も濡れ咲む物語
仄灯り点す丹精な屋根
似た感性に有り難う羽
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そのフラスコを揺らすの
硝煙が水平線と滲む前に
虹の飛礫は綺羅ヒラ舞う
ラム酒の海から罪を編む
どのクラフトも暮らすの
繊維に刻む由樂なスキル
ギムレットで漱す青兆雲
雫のラメで羽を降らすの
流木が水平線へ瞬く前に
あの鳥が咥えて行く前に
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描いた世界を調理して
猫撫で声すら胃の中へ
椰子の雫と餓死せずに
山羊の角笛で呑み干せ
美味しく頂くその晩餐
機嫌は理念に由来して
揺らぐ地殻へ沁み渡る
愛の知覚と召し上がれ
由縁の窓から結う景色
愉快な門出に似た歴史
世紀の餌食も円卓の上
美味なる蜜と律を仰ぐ
【 FEAST 】ごちそう
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前輪で翔け弾く片鱗
天真爛漫で齧る憐憫
遠心力より懐かれて
晴れやかな撫で肩に
温故知新が降り注ぎ
振袖の傷は蜜な糧へ
華やぐ風と舞い踊り
引力は深緑を消化し
昇花されし整理清頓
正真証明で奔る献身
禅林で懸け弾く先進
延伸力より懐かれて
【 develop 】発揮
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The World Changes by ataraxia.
VERSEを出版して今年で○10周年、
VERSE Instagramを開設しました。
アナログ人間ですが、こちらでも
ゆるりと VERSE を紡ぎ綴るので、
フォローし合えたなら是幸いです。
末永く宜しくお願い申し上げます。
由縁に感謝とリスペクトを篭めて。
@yuichiikuzawa
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大丈夫と鼓舞す運命
未曾有のロムが廻る
半導体はモブと叶う
素粒子に呼ぶ声逸る
幾星霜も燃ゆる生命
黎明期で問うた丁寧
精霊郷へ飛ぶは衛星
未曾有のボムが倣う
審美眼な夜すら奮励
大丈夫と鼓舞す運命
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枯れ井戸で廻すカレイド
晴れ色へ染め上げる意図
岐路に湧き立つ白い狼煙
灯し火が煌めき熱を宿す
悟すような温もりが甦り
帰り道にはミモザが咲き
泣き笑いを繰り返す影絵
稀へ稀へと呼び醒ます糸
手の先から澄み渡り巡り
芽の匙より昇華する規模
【 PLAN 】規模
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日が刺す広場の陽黙り
乾涸びず溢れ咲く祈り
雲を掴みフロウを繋ぎ
梟の夜明けから羽搏く
その真下で跳ねる脱兎
葛藤も格好も誇らしく
祠から漏れ煌めく予祝
目眩く樹海へ奏で弾く
滾る熱と素粒子は踊り
ほとぼり温もり揺蕩う
日傘廻す広場の陽黙り
乾涸びず紡ぎ結う祈り
【 Hooray 】万歳
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旅重なる仄白い吐息
神に縋る虚ろな乞食
幾星霜も望みは降る
真逆様な淀みと浮く
浄化も昇華も素粒子
組み込まれる輪舞曲
温度を確かめる音頭
果て無き糧を忘れず
旅重なる宵憩い吐息
民と耽る戀煩い小粋
幾星霜の狼煙を仰ぎ
素粒子は御伽と沈む
【 Brief 】束の間
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人も糸も色と明け暮れ
火を点す旅に暖を刻む
仄かな残り香アンセム
淡い線で闇も暗も抱く
光る揺らぎ甘美な音色
毛糸で遊ぶ猫と陽黙り
影法師が踊り明け暮れ
日を熾す髪に燦を担う
人も糸も色と祈り彩り
血を残す旅へ何と誓う
A happy new year and
all in all is all we all are.
Alive like ambiented
around in our life. love.
2023年 新年明けまして
おめでとうございます。
旧年も夢望美な世界観で、
大変お世話になりました。
2022年に創造した、VERSE【 韻踊詩 】
全24篇を加筆修正し、纏め上げました。
パンデミック後の世相より、
極楽浄土へ魂を紡ぎ憩う旅。
CHILLのお供にごゆるりと、
お詠み頂けたなら幸いです。
人生謳歌の詩境を相変わらず描きながら、
本年の旅路も宜しくお願い申し上げます。
兎ニモ角ニモ心身共に、
健やかで在りましょう。
あなたに新たなアタラクシアを。
ataraxia for you..
∞
VERSE 2022 - 24篇 -
【 Ordinary Miracle 】
01. Penetrator
http://blog.freelife77.com/?eid=1283488#gsc.tab=0
02. ASYLUM
http://blog.freelife77.com/?eid=1283489#gsc.tab=0
03. SAVER
http://blog.freelife77.com/?eid=1283490#gsc.tab=0
04. TRUTH
http://blog.freelife77.com/?eid=1283491#gsc.tab=0
05. Thunder
http://blog.freelife77.com/?eid=1283492#gsc.tab=0
06. vague
http://blog.freelife77.com/?eid=1283493#gsc.tab=0
07. CALMER
http://blog.freelife77.com/?eid=1283494#gsc.tab=0
08. 4444
http://blog.freelife77.com/?eid=1283495#gsc.tab=0
09. MING
http://blog.freelife77.com/?eid=1283496#gsc.tab=0
10. village
http://blog.freelife77.com/?eid=1283497#gsc.tab=0
11. Fingertips
http://blog.freelife77.com/?eid=1283498#gsc.tab=0
12. ORGONE
http://blog.freelife77.com/?eid=1283499#gsc.tab=0
13. Umbrella picture
http://blog.freelife77.com/?eid=1283500#gsc.tab=0
14. Scatter
http://blog.freelife77.com/?eid=1283501#gsc.tab=0
15. great reset
http://blog.freelife77.com/?eid=1283502
16. Wiggle
http://blog.freelife77.com/?eid=1283503
17. ACT
http://blog.freelife77.com/?eid=1283504
18. AN
http://blog.freelife77.com/?eid=1283505
19. PLOOF
http://blog.freelife77.com/?eid=1283506
20. DOCK2
http://blog.freelife77.com/?eid=1283507
21. Fader
http://blog.freelife77.com/?eid=1283508
22. REEL
http://blog.freelife77.com/?eid=1283510
23. Beyond
http://blog.freelife77.com/?eid=1283511
24. Pace Tua
http://blog.freelife77.com/?eid=1283512
∞
詩人 生澤 由一
どうぞお氣の召すままに
華やかな風に熱は導かれ
順応しながら慣れ親しむ
どうかお氣の毒に成らず
理解を本能で呼び醒ます
割らず裂かず紡ぐ未来図
どうも飛来する不可思議
素足に鳴り弾くプリズム
枯れず消えずが無いから
道理で刹那の余韻は美味
どうぞお氣の召すままに
鮮やかな羽で熱は癒され
【 Pace Tua 】失礼ながら
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あなたからしてみれば
わだかまりはもう彼方
奏多に裸の韻律はらり
新たな真実あから様に
柔らかな鼓動の高鳴り
果敢無き真綿と揺蕩う
歌う様に舞い踊る様に
漂う陽にただ酔う黄昏
憧れもあの羽根も幻日
演じず笑う鮮蜜な現実
あなたからみてみれば
仲間入りした近い彼方
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その感情は反響を呼ぶの
鼓舞させる単調な山椒魚
どの環境も残照と研ぐの
髑髏が笑い満潮へダイヴ
合図は陽炎が消える瞬間
循環しながら癒える来夢
ハイプに引用された信仰
因果も森羅もマシンガン
羅針盤は壊れて移り行く
漂流者が舟の上で垂らす
尊い色より息吹の細い糸
その巻軸で飛沫と跳ぶの
【 REEL 】巻軸
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FREEDOM @ AWA
奥多摩の大自然に囲まれたロケーションにて
約3年振りの書籍販売を実施し大盛況でした。
著書を購入して頂いた方々に心から感謝です。
いつの日か夢望美な感想お待ちしております。
今旅は友人の伯父さん、Michael J. Schano
著書「 三通の手紙 」とフロアでコラボ出店。
パウロ・コエーリョの名作「 アルケミスト 」
好きにお薦めな家族愛がテーマの感動作です。
DJもデコも飯も実に素晴らしく
アンコール2時間(笑)の終演まで
氣心知れたユカイな仲間たちと
彩恍の空間で踊れて楽しかった。
トモキをはじめ関係者の皆さん、
この旅は有り難うございました。
音もほろ苦さもなく
外は諸々移ろい咲く
落書き掃く楽を吐く
悪魔と天使の遺伝子
水面に夢望美な波紋
稲穂と棚引くは和音
そろそろ漫ろ万華鏡
蕩け惚け処々ゾロ目
憧憬の瞳に宿す身心
信じる真実ポロポロ
綻びを喜びで縫う旅
葦と諸々移ろい舞う
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ゲノムの絵の具を捻る
溢れ咲くメロウな季節
イエスに脳が濃厚接触
結局それこそナルホド
並べた言の葉リンパ球
インカの刃と穿つ因果
抗う白昼はハリボテ銃
カラクリも微睡む作中
カルマは遥かな影法師
褒美はルナへ琥珀の雫
【 DOCK2 】
リンパ球を活性化させる抗ウイルス遺伝子
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この世界で踊り続けて
蛹の得体は埃まみれで
時折きらり形を変える
星詠に祈り裸足で経る
月と太陽は仲良し渾身
踏み鳴らす邂逅の胎動
細胞が給地へ流れ咲く
十字の粒子で叶え吐く
瞬きもせず羽ばたきを
顕微鏡すら翳む蓮美郷
時折ぴかり証と跳ねる
この世界の轍は絶えぬ
【 PLOOF 】証明
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新たな時代も変わらず
あっけらかんと生きて
意志の海で絵を贈る旅
柿喰う径路に木霊咲き
死すら世美な空は経ち
蔦と歌い手と手を取り
名に濡れ猫が残る歩道
晴れ日に降る平和な炎
塗れ無垢は芽を萌やす
ゆるり瑠璃と月夜見へ
らるりるらレトロな矢
輪を広げば明かされん
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円卓に並べられた選択
天幕を揺らす風の連絡
鳴門でカルトが蝉時雨
日暮れイズムも襟の羽
信じる真実ルビへ韻律
ジンギスカンな入道雲
絵空事が顕在した常世
踊ろ踊ろ現を美し氣に
次第に死体に成るまで
天幕は揺れて鐘を弾く
【 ACT 】幕
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颯爽と滑走路を泳ぐ格好
発光した雑草が踊る活法
葛藤すら確かな生き甲斐
引き合い弾かれ紡ぐ色彩
意味ない事などない因果
余韻は真価の銀河で普く
流星群より煌く粒子の奥
銃声が響き習性は爆ぜる
夏の風に半導体が拐われ
揺蕩う歌へ蔦は伸び行く
【 Wiggle 】翻り
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ジレンマが尽きない世界
未練の記念に描いた願い
いつまで神話を信じるの
握手し搾取し刷る性善説
綺麗事も絵空事も祭の後
露骨に透けて増えるネガ
描いた願いは風に消えて
愚かで醜くも雨に癒えて
また今日も生まれ変わる
ただそこに業だけ残して
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理性のもとに犠牲はなくて
綺麗な遺影が治世で微笑む
ちるちる満ちて飛び散る道
未知なる意味は硝煙の奥へ
動揺も童謡も悩めど殺めず
天音と奏でる銀紺の鎮魂歌
身に沁みる尊い命は誰の栞
祈りを瞳に凛と宿したまま
因果応報の最期を迎える道
日々から機微へ君に四季を
ataraxia for us ..
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臆病な君は屋上で独唱
高尚な虹が目標へ登場
依代より白い狼煙の影
極彩色に実り御伽の雨
シトシト使徒は偲び羽
イロイロ庇護は清い糧
飛び方を忘れた傘の下
詠み仮名外れた花の舌
自ら憩い人の音に戀し
美味なる糸の絵に会う
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今日も産まれ死ぬ生命
情動に導かれ射る声明
虚空を澄まし仰ぐ衛星
穀雨へ慈しみ馨る平静
せいぜい余韻と輪舞曲
音頭も温度も和音次第
時代は陶に繰り返され
どうにかこうニカ黎明
敬礼するものは守護獣
情報に操られ弾く命名
今日も咲いて散る精霊
鐘楼と流され往く英詠
【 ORGONE 】全ての物質・存在に宿る力
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リズミカルマ指で弾く
地図に成るや月へ奔る
瑠璃色ユトレヒト光る
踏み代スライムを抱く
成り行きイマジカル旅
明日未来どちらでも味
同じ様なルビ風ばかり
摩訶不思議な羽根飾り
ただ武器は既に使わず
素手で体温を大音量で
リズミカルマ指の合図
傷にハレルヤ粋も果実
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鏡に映る有り難み
形は姿見カミ飾り
轍を裸足で飛ばす
焦がす証へ世咲く
夜桜が私と揺蕩う
歌う生成流転の嵐
消印ナキ葉書舞う
泣き笑う現に花を
稀有なレムで伝う
美しい筑紫の計り
若き恍惚色ばかり
灯里は道徳と尊く
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痛みを覚えて光を忘れて
慣れる環境に真似る感情
無菌の粒子で普く十字架
陰陽から引用した命の栞
意味を選ぶ日々すら革新
確信に迫るジキルの核心
見当違いで腫れる扁桃腺
返答次第で跳ねる全公演
芽吹く鼓動はラメな糧へ
影響される明鏡に鐘の音
羽根を広げて雨を包みて
痛みを奏でて光を叶えて
【 MING 】明
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喰い尽くし吐いた雑穀
結いつぐみ咲いた白骨
誰にも等しく訪れる死
四季の色彩すら涅槃へ
選んで愛しく因果の詩
日々と魅違い銀河の樹
意味の蔦は物語を紡ぎ
この辺り依り仄明かり
稀有な当たり前の後ろ
陰も陽も応美な韻模様
踏み尽くし蒔いた雑穀
澄みつぐみ描いた白骨
意志の歌は物語を創り
モノクロより灰ばかり
誰かに今日も訪れる火
機微の色彩から涅槃へ
【 4444 】Angel number
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幾度も巡る生温い呼吸
陸路で恵む朝霧の途中
巣から落ちた雛を帰す
羽毛は苦悩の襞と囀る
人魚の鱗も心も衣替え
櫻の髪飾り枕に漫ろ雨
影が揺蕩う胡春の余白
糧を散蒔く琥珀の水辺
幾重も巡る花紡ぎ補給
静音へ抉る逆道の予習
【 CALMER 】静謐者
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杳として知れずイエス
香ばしい匂いは繭の色
彩り祈り消えず美映る
眩む実り日々の羽は糧
果てなき宇宙を巡る種
荒れ地に意味が咲く澪
人として雪溶けの季節
花が居る遺影へとキス
杳として知れず微笑む
喜ばしい矜りは春の糸
【 vague 】曖昧
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無慈悲を痛感する爆心地
不氣味な空間には殺人鬼
愛しい命へ祈りを篭める
暗がりで怯えること勿れ
流れ揺蕩う蒲公英の綿毛
叶えと歌う珊瑚礁の残響
期限切れの古惚けた資源
電波塔の避雷針で燃やす
色濃く刻む影に朱の蛍火
縁を彩る歴史だけ紐解く
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信じる真実あらゆる沙汰に
凛々と韻律と跳ねるままに
そんな面持ちで何を探すの
本間に驚きなサガを剥すの
当たり前すら稀有な世界で
確かな加熱はレムを帯びて
感応する半導体が夢へ灯る
ルビを降る指で薫風と踊る
信じる印字あらゆる薔薇に
深々と倫理と狂い咲く墓に
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若月の森で生死を別つ啓示
エゴが武器ならテロリスト
幻想の喧騒に怯えてる野兎
素足で罠に嵌るエゴイスト
キリストも仏陀も知らない
信仰に侵攻せずも認め逢い
情熱が宿る手を差し伸べて
強烈な銃声は煌めく流星へ
戦争に至らずともハグ組み
温もりを育み確かめる幼獣
老朽化した篭の加護の底で
正義と正義は尚も交り給う
【 SAVER 】救済者
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明くる日も真冬の色は白
岐路に火と人並の庇護を
彩り芽吹く雪溶けの千穂
営みの糸を意図せず焚く
殺し文句の狼煙が揺蕩う
歌う音符で焜炉と輪舞曲
本当の熱へ温もりは咲く
飽く亡き祈り実り恍惚音
薪が弾け朽ちる旅に舞う
吐息も依代いつかの春よ
【 ASYLUM 】庇護
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確実な落日は琥珀の残美
灯火が萌えて余白を紡ぐ
不思議と無慈悲は塗れず
木枯らしに襟を立て進む
ラニーニャが雪を喰らい
仄啖い宵闇は海と昏い愛
クライハイで泣いて睡る
スマイルまで咲いて抉る
煙るウルフな月のイグル
くるくる廻る罪と道連れ
旅路に霜焼けかじかむ手
残火は燃えて余韻へ続く
【 Penetrator 】貫き突き進む者
A happy new year and
all in all is all we all are.
Alive like ambiented
around in our life. love.
2022年 新年明けまして
おめでとうございます。
旧年も夢望美な世界観で、
大変お世話になりました。
2021年に創造した、VERSE【 韻踏詩 】
25篇をアタラクシアに纏めてみました。
パンデミック後の世相を反映し、
極楽浄土まで落とし込みました。
CHILLのお供にごゆるりと、
お詠み頂けたなら幸いです。
人生謳歌の詩境を相変わらず描きながら、
本年の旅路も宜しくお願い申し上げます。
あなたに新たなアタラクシアを。
ataraxia for you ..
∞
VERSE 2021 25篇
01. MUTATION
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02. LUSTER
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03. Thermometer
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04. Comrade
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05. ORIGIN
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06. TEN
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07. MELT
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08. Awake
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09. Circuit
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10. VARY
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11. SPRING
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12. Cangue
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13. RNA
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14. natural selection
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15. QUE
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16. ILK
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17. CORE
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18. Pedigree
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19. firefly
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20. Breed
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21. CHARM
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22. acknowledge
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23. bud
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24. Ripple
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25. omicron
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∞
VERSE 2022
01. Penetrator【 貫き突き進む者 】
http://blog.freelife77.com/?eid=1283488#gsc.tab=0
詩人 生澤 由一
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私はただ生まれたに過ぎない
戦意など持つ術すら知らずに
変異する旅を繰り返しながら
墓場の海を越え宝の山を越え
賢明な研究者の名も知らずに
忌み嫌われる意味より懸命に
この星を森を時と流れるだけ
有り触れた羽で低空飛行して
証をただ生み出すに過ぎない
戦意など知る術さえ持たずに
変異する旅を繰り返しながら
飽き足りぬ羽で低空飛行して
死滅するその最後の瞬間まで
明け暮れる糧へ循環したまま
この星を森を時と揺蕩うだけ
明から様な風に吹かれたまま
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何処からか響く笛の音
夜もすがら軋む舟の背
創り紡ぎ続きは無垢に
報いの地鳴りは営みに
波の糸で水平線を編む
夕凪に稲穂が輝く水面
映え咲く瞬きと羽搏き
波紋なら和音と潮騒へ
何時からか響く胸の音
世もすがら滲む夢の絵
【 Ripple 】波紋
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煌々と命へ燃ゆる紅葉
童謡の翠で萌ゆる抱擁
夕焼け待ち惚け影踏み
荒れ過ぎ道化の汗拭き
街の外れが葉擦れ黄昏
憧れの森で星は焦がれ
コンクリ糸と紡ぎ踊り
呑喰里の城に月を灯し
燦々と栞へ燃ゆる太陽
胎動の瞳で目映く来光
【 bud 】蕾
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耳と目が認め逢う猿
石の音を射止める糸
踏み鳴らす文の木葉
仄かな赤で罪は愚か
此処から林檎は弾け
禁断すら凛度の灰へ
祭囃子に騒ぐ影の様
揺蕩う裸足と稀な方
虹の手で忍び寄る月
息の根を仕留める弓
【 acknowledge 】認証
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