2018.12.03 Monday
AIRWAY
放浪の岐路で仰ぎ視る紅葉
童謡が流れ色は茜空と抱擁
幼い頃の帰り道に似た情景
象形文字が踊る宵光の共鳴
煌く星は時の丘に降り注ぎ
一瞬も永遠も宙へ浮き沈み
沈丁花が白く眩く昇華され
夜明けを引き連れ夢は続く
2018.12.03 Monday
放浪の岐路で仰ぎ視る紅葉
童謡が流れ色は茜空と抱擁
幼い頃の帰り道に似た情景
象形文字が踊る宵光の共鳴
煌く星は時の丘に降り注ぎ
一瞬も永遠も宙へ浮き沈み
沈丁花が白く眩く昇華され
夜明けを引き連れ夢は続く
2018.11.07 Wednesday
本懐の空へ高鳴る音階
論外な光が似逢う存在
方舟で運ぶ命と微笑み
木洩れ日に栞を燃やす
仄かな灰は人の儚き夢
愚かな神は民の幼き幻
月まで突き抜け十字星
海より瑠璃より尊き時
本懐の空へ高鳴る音階
恩大な光と天音く存在
【 SCALE 】音階
2018.11.06 Tuesday
極楽浄土の証拠は裸足
探し当てた強固な形見
水蓮が廻り粒子に溶け
骨と乳歯は光に焼かれ
痛みは誓いで晴れ癒え
憧れた黄昏へ息を奏で
煌めく閃き彩り居残り
埃も心地も未来に溢れ
【 PROOF 】吟味
2018.09.29 Saturday
世相の恵方に雨が降る
秋の民に灰の風が吹く
黄金の国は米印の水面
嗅覚で収穫させる稲穂
ニライカナイ儚い未来
理想も希望も自然の中
危険な利権は嵐と去れ
宛て名は糧の証で在れ
2018.09.11 Tuesday
風の声に呼応する日常
致死量は鼓動より予報
拗れた正義に降る雷雨
細工したナイフを翳し
刃向かう先で何と戦う
青い争いの果ては静寂
脆弱だからこそ美しい
儚き生命が祈りを重ね
尊重と恩寵の音と色へ
創造しながら動揺する
2018.08.22 Wednesday
蓬蒸し鳴き猛る蝉
夜超し焚ける憂い
入道雲に観護られ
霰も無き姿を愛す
アイスが蕩け眩み
泣き骸は海へ帰る
褪せぬ鮮明な懸命
消滅しない情熱と
流行雲を突き抜け
月舟の宵闇に偲ぶ
【 mugwort 】蓬(よもぎ )
【 霰 】あられ
2018.07.26 Thursday
彼方の月読が巡り周る旅
あなたの温もりを感じる
奏多は裸の堤防に共鳴し
証明済みの栄光と流れる
新たな熱氣球の燃料は糧
果て無き微粒な現象は雨
晴れ仰ぐ尊き太陽は兆し
日射し痛み闇が踊るまで
2018.07.07 Saturday
日向の縁側で甲羅干し
星屑が天川を渡るまで
風と憩う仰向けの青虫
汗も涙も宙の土に還る
ほら御覧ノアの夜游び
田舎の円縄は蝶々結び
向日葵は廻り影に蕩け
雨も糧も舟の上で踊る
2018.06.27 Wednesday
遥かな和音へ恩返し
奔放な本来が高鳴る
鼓動の予想など皆無
ライムの河に響く唄
蔦を伝うシンメトリ
根掘り羽彫り流れ星
弾丸がルビを射抜く
月も文も余韻と沈む
【 CHORD 】和音